脚本・主演は、劇団「アンファンテリブル」などを主催する女優・劇作家・演出家の前川麻子(まえかわ・あさこ)。共演に劇団「tsumazuki no ishi」主宰の寺十吾(じつなし・さとる)。名実ともに演劇界屈指の二大俳優が映画で共演。監督は、青森県六ヶ所村核燃料再処理工場の問題を背景に人が生きることの覚悟を描いた『へばの』(09)により、ロッテルダム国際映画祭など国内外で大きな話題をよんだ木村文洋。エンディングテーマには、アン・ルイスの屈指の名曲『グッド・バイ・マイ・ラブ』(74)を、太陽肛門スパパーンの花咲政之輔が大胆にプログレッシブ・カヴァー、作品により一層の厚みを与えている。