[その他][東北]「もったいない」の意味を調べる

その他&東北ネタ

以前、プロサーブの古川社長がエントリーしてた「MOTTAINAI」について、住吉なりに調べてみた。なお、本はまだ未読。


「はいった、おつゆまかしてまった、いたましい」

【訳:しまった、おみそ汁こぼしてしまった、もったいない】


最近、こんな風にふと方言を思い出すことがある。(たぶん)秋田弁の「まかす」「いたましい」というのが、フラッシュバックしてくるのだ。おそらく、子供のときに怒られた(または叱られた)キーワードで、それが刷り込まれていたのだろう。
「いたましい」=「もったいない」なのだが、この「もったいない」を辞書で調べてみると、つぎのことがわかった。

  1. 「もったい」は【勿体】もしくは【物体】と書く。
  2. 「勿」は「無い」という意味を持ち、「体」は「正体」という意味を持つ。
  3. 勿体の言葉の意味は2種類あり、「勿体ぶる」「勿体をつける」というときは「正体が無いものをあるように見せかける」となる。逆に「勿体ない」の場合は、勿体=物体として、「物のあるべき姿」「本質的なもの」の意味となる。
  4. 「もったいない」は、本質的なもの・重要なものがあるべき姿にない様子を表し、それを惜しむ意味も含まれる。

最初のほうの意味だと、「おみそ汁をこぼした、あー【正体がないことはない(二重否定)】」となり、意味不明になるので注意(笑)。

しかし、今改めて見ると「いたましい」という単語にドキッとするのだが(魂が宿っている)、この方言は、秋田・青森・北海道あたりで使われているらしい。どういう語源なんだろう、というところも気になるが、それは後日考察してみたい。

次は「いたましいムーブメント」か?(うそ)

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