東北&飲食ネタ
お正月おなじみのエントリー、「2014年住吉家おせち料理」ご披露でございます。
←母親が作る「2014年住吉家おせち料理」はこちら。現在の実家は秋田市だが、母親は青森県弘前市出身。
●2014年・住吉家おせち料理・献立表
- 煮付:人参、ごぼう、里いも、糸こん、干しいたけ、きぬさや、生姜
- 焼魚:ハタハタ(ご近所さんから頂いたとのこと)
- 刺身:イカ、サーモン、鮪、帆立、タイ、甘エビ、ブリ
- フライ:えび、豚、帆立チーズ
- 素揚げ:なす、ピーマン
- いもサラダ:じゃがいも、人参、玉ねぎ、りんご、キュウリ、ハム、ゆで卵、ブロッコリー、トマト
- きんぴら:ごぼう、人参、豚三枚肉、油揚、生姜
- そば:そば、ねぎ、しいたけ、とり、せり、たれ(つゆ)
- かまぼこ:紅白、寅巻
- 煮豆
- 栗きんとん
- かずのこ、いくら、大根、にんじん
- ほうれん草、菊、山芋
- 雑煮:もち、とり、干しいたけ、ごぼう、昆布、かまぼこ、せり
- バイ貝
これらのおせち料理を、東北では12月31日の夜、「紅白歌合戦」を観ながら食べ始める。という話を東京ですると「それはフライング!」と言われるのであった(笑)。
しかし、母親が「秋田魁新報の12月31日のコラム北斗星に、大みそかの夜にごちそうを食べる理由が書いていたよ」と指摘。以下引用。
年配の人以外あまり使わなくなった数え年。生まれた時点で1歳となり、元日を迎えるごとに1歳ずつ加える年齢計算方法だ。還暦や古希といった年祝い、厄年など使用する機会も限られる。その昔、大みそかは「年取り」「年越し」とも呼ばれ、年神(歳神)様からみんなが一つ年をもらうめでたい日だった。元日よりも大みそかの夜に豪華な料理を食べる風習があるのは、その名残である。(以下略)
なるほど~。
東北以外の人に、「じゃあ大みそかは何食べるの?」と聞くと、千差万別の答えがくる。「おせち以外のごちそう、寿司とかすき焼きとか」という人も居るが、多いのは「おせち作りが忙しいから、質素なごはん」「年越しそばしか食べない」というもの。
フライングでも、ごちそうを食べるのは正しい風習なのであった!
※当時北国の人は、2種類もごちそう作れなかっただろうしね。