ニュース雑感ネタ
11/15付け日経産業新聞3面「観測 デジタル景気/ハイテク産業の事業モデル/グーグル、未来像映す」を読んで。引用&要約。
米調査会社フォレスター・リサーチ会長「ジョージ・コローニ氏」のインタビューによると、グーグル成長の本質は「ソフトウェア・ビジネス革命」にあり、株価はそれを反映しているもので異常ではない。
グーグルはソフトを無料提供しており、広告収入が全て。今後、グーグルが実践しているような「ソフトを入れた端末がネットを通じて自律的に連動する仕組み」が広がるだろう。この現象を「エクセキュータブル・インターネット」と呼ぶ。
今後、モノを販売した後のサービスで稼ぐビジネスモデルが台頭する。ソニーはその事業モデルで遅れている。
米調査会社による「エクセキュータブル・インターネット-Executable Internet」宣言。さっそく辞書を引いたところ、【execute:実行する/実施する】という意味。ちまたで言われているWeb2.0の、より具体的な位置づけという感じか。
氏は、2007年までは旧来型のネット成熟期、2008年からエクセキュータブル・インターネットの普及期と読んでいるとのこと。
このエクセキュータブル・インターネットの住吉風解釈は、下記。
Googleの実践例
先日サービスを開始した「Google Analytics」。Googleが出来のいいログ解析ツールを「無料」で提供したということで話題沸騰だが、ポイントはGoogleが解析結果を入手できるということ。これにより、Google検索の精度がより向上すると考えられる。当然、同社の収入源AdWords広告にも反映される。
「Google Analytics」というツールを無料提供することで、その他のサービスが「自立的に連動」し、「ユーザーは便利、広告主もマッチング効果の向上に大喜び」という結果がもたらされる。
エクセキュータブル・インターネット、この言葉が定着するか、今後注目。