[サッカー・フットサル]2014ブラジルW杯を振り返る・その1、ベストマッチはスペインvsオランダ

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日本敗戦のショックでなかなか総括できなかった2014ブラジルW杯。ようやく決勝戦まで観直せたので、ここでレポートしておこう。

←決勝戦はこのゲッツェの胸トラップシュートでドイツの劇的勝利。この試合も面白かったね。

住吉的には、2002年から「ドイツが来る」と言っていたので(本当)、12年かけて実現されたので満足満足。

面白い試合が多かったんだけど、ベストマッチは大会序盤の「スペインvsオランダ」。

スペイン得意のティキタカに対して、オランダのファンハール監督の作戦は「ステーション・スキップ」。5バックで深く守り、広く空いたスペースを、中継不要でロッベンの滑走路として使うというこの作戦、見事的中したね。

この試合を「クライフの亡霊と戦うファンハール」という論調で記した日経の阿刀田寛記者の記事が面白かった。

←2014年7月9日スポーツ面より。「オランダ異端児の野望 ファンハール監督 初制覇へ脱クライフ」

トータルフットボールを掲げて1974年準優勝時に中心選手だったクライフ。

以下引用。

クライフは指導者としても90年代前半、FCバルセロナの黄金時代を築いた。その哲学は今日まで変わらぬスタイルとしてバルサに根付き、近年巡り巡ってスペイン代表にもポゼッションサッカーという豊かな実りをもたらした。オランダが5-1のスコアで粉砕したものは、一時代を築いたスペインの背後にあるクライフの思想だったともいえる。

以前からクライフに批判されていたファンハール監督、二人は犬猿の仲とのこと。うーん、深読みできて面白いね。

オランダ、決勝まで行ってほしかったなあ。観てみたかった「ドイツvsオランダ」。お互いの戦術はもちろんだけど、個としてもノイアーvsロッベン、しびれそうだよねー。続きはまたユーロで、かな!

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